【凡人のトリセツ|6】貧乏人マインドの正体|損を過剰に恐れる「損失回避性」

「損失回避性」

他の記事でも取り上げていますが、とにかく厄介です。

人は「いかに損をしないか?」を重要視するので、損する可能性があるものは極力避けようとします。

損とは、主に2つ。

① 何かが減ること
② 何も得られないこと

減るならやりたくない。
得られないならやりたくない。

これが人間の心理です。この想いが非常に強いんですよ。

逆に言うと、

「減るならやりたくない」
→「元本」を保証してくれるならやる
「得られないならやりたくない」
→「成果」を保証してくれるならやる

減らないことの確約、得られることの確約があったら人は動きます。

でも、そんな都合のいい甘い話はありませんよね。ほとんどの場合、元本も成果も保証されません。でも、心は保証してもらいたがっている。

だからこそ、人間は何千年も前からありもしないうまい話に騙されてしまうんです。

貧乏人に共通する思考

貧乏から抜け出せない人の思考には共通する特徴があります。

① 減らさない
② 与えない(もらう)

今持っている資金が減ることを非常に恐れるので、お金は基本的に「もらって増やそう」というスタンスで待っているんですよ。

「お金が減るのは怖い…」
→だからお金は使いたがらない。
「お金を得られないのが怖い…」
→だから労力や時間を使いたがらない。

 

当たり前ですが、時間やお金、労力などを先に投資するから、増える可能性が上がるんですよね。

お金をかけない
時間をかけない
労力をかけない

そんな状態で得られるものは何もありません。

でも、こういうことを言うと決まって「時間とお金がありません…」と言う人がたくさん出てきますが、このスタンスが大間違いです。

 

あなたは、増やそうとしてないだけです。

 

「時間がない、お金がない。」

こう言ってくる人は大抵、自分が毎月、何にどれくらいお金(時間)を使っているかを把握していません。

試しに、今日から1週間。

時間がない人は1分単位で「時間簿」を、お金がない人は1円単位で「家計簿」を作ってみてください。

1週間経って見直したら確実に、自分が無駄に時間とお金を使っていることに気づけます。

 

「俺は1日12時間も働いてる!」
「手取り14万円じゃ何もできない!」

という声がどこかから聞こえてきますが、「じゃあ辞めれば?」って話なんですよね。

転職すれば労働時間は減るし、手取りも増やせます。

でも、辞めないんです。何かしら理由をつけて。

もし良い会社につけなかったら?
もしそれ以上悪くなったら?
もし転職できなかったら?

こうやって損失回避性が働いて、望んでいない現状を維持させられるんですが、

ここ、とっても大事なところです。

 

(自分の意志によって)望んで維持するのではなく、
(人間の仕組みによって)望んでないけど維持させられる。

 

その仕組みに抗えず、ただただ振り回されているだけなんです。

原理原則を理解、実感すること

何かを増やしたいなら、必ず理解しておいてください。

① 減らさないと増やせない
② 得られる確証なんて常にない

 

この世の中の原理原則はトレードオフです。

トレードオフとは、一方を得るためには他方を犠牲にしなければならない関係のことを指します。

お金がほしいなら〝何か〟を犠牲にしなければならない。
痩せたいなら〝何か〟を犠牲にしなければならない。
幸せになりたいなら〝何か〟を犠牲にしなければならない。

お金、気力、体力、思考、時間、安心安全、選択肢、快適さ、プライドなどなど。
どれか、または複数を犠牲にすることでしか得られません。

この犠牲というのが、減らすか、リスクを受け入れるかなんです。

 

さらには、未来は不確実性という原理原則もあります。

すべての物事は0.1~99.9%の確率内であって、100%はないんですよ。他人の意思、環境の変化、偶然など、それらを事前に把握して対応することは不可能です。

確証はどこまでいっても得られない。でも、確証が欲しい。

だから、いつまで経っても行動しないんです。

 

この2つの原理原則を頭で理解するのがファーストステップです。頭で理解しているだけでは貧乏人からは抜け出せません。

なぜなら、人はどれだけ頭で理解していても、実感できていなければまだ振り回されてしまうからです。

これは下記の記事で「悟りを拓くこと」として解説しています。

note(ノート)
いい加減、悟りをひらこうぜ|あもん|バリ島🇮🇩で好きに生きてます 「やった方がいいのは分かってるんですけど…」って言葉、めっちゃ嫌いなんですよね。 やった方がいいならやりゃええやん、って話じゃないですか。 ただ、そういうことを言...

 

実感が伴って初めて行動に反映されるんです。

というか、トレードオフだの未来の不確実性だの、ほとんどの凡人はすでに頭では理解してるんですよね。

それでもできないのは、実感が伴っていないからです。

・他にも方法があるはずだ…
・もっと確証を得られるはずだ…

とにかく「なるべく減らしたくない」「必ず何かを得たい」という想いを手放せないんです。諦めきれないんです。

だから減らす決断ができず、不確実性を受け入れる決断ができないんですよね。

そしてその結果、

・一生返ってこない、過ぎ去った時間
・いつくるか分からない、次の機会
・変えるのに時間がかかる、思いこみ
・取り戻すのに時間がかかる、自信

などを失い続けているんです。

目に見える目の前の小さな損失 ばかりに固執して、目に見えない、未来の大きな損失 は見て見ぬふりをする。

それが結果を出せない凡人です。

実感を手に入れる方法

「理解はしてる、でも、実感できていない。」

ほとんどの人が今この状態で止まっているはずです。

でも、ここでずっと止まっていたら一生貧乏人のまま。お金だけではなく、幸せにもなれないし、痩せることもできないし、仕事も上手くいきません。

そんな人が実感を手に入れて今の状態から抜け出すために必要なのは、

 

① 勇気を出して、「リスクを負う」「環境や状況を変える」
② 慣れるまで、新たな環境や状況に「染まりにいく」
③ 実感できるまで、覚悟を持って「継続する」

 

この3つを意識してください。

少し厳しい現実ですが、結局のところ勇気(決断)覚悟(継続)ができない人は結果を出せません。

どれだけ情報を事前に集めようとも
どれだけ誰かに助けを求めようとも
どれだけ自分に言い聞かせても

結局最後は勇気を出すことでしか前に進めません。

ここはもう精神論の世界です。勇気を出しましょう。

その決断が未来でどうなるかは分かりませんが、少なくとも、「勇気を出してチャレンジした」という経験は、確実に人生にプラスの影響を与えます。

決断した結果がどうなるかよりも、決断したこと、そして真剣に努力したこと。この2つの行為自体がまずは大事なんです。

なのでコントロールできない未来の結果よりも、コントロールできる自分の行為を大事にしてください。

その行為を繰り返した先に、“勝てる凡人”の未来がありますから。