・頭(思考、勉強、判断)
・体(運動、姿勢、回復)
・心(感情、ストレス、回復)
この3つの性能は、人間の間では大した差はありません。
100mを5秒で走れるわけでもなければ、スーパーコンピューター並の知能があるわけでもない。一切動じない心を持っている人もいません。
ほとんどの場合、上も下もすべて「手に届く範囲」なんですよね。
でも正直、現実を見てみると簡単には頷けません。
年収100万円の人もいれば、1万倍の100億円の人もいます。
1kmも走れない人もいれば、3日間寝ずに560km走る人もいます。
なんにでも怒る人もいれば、数十年怒った記憶がない人もいます。
性能に“大した差”はないはずなのに、現実では“埋められない差”が開いてる。
これは一体どういうことなのか。
多くの人は、これを生まれ持った才能や育った環境が要因だと考えます。
もちろん環境の影響は大きいです。めちゃくちゃ大きいです。
しかし、1番の要因はそこではありません。
現実の差を作り出しているのは
“運用スキルの差”です。
もっと簡単に言い換えると、
・頭の使い方
・体の使い方
・心の使い方
・物の使い方
・感覚の使い方
・本能の使い方
・欲望の使い方
・環境の使い方
・言葉の使い方
・お金の使い方
・時間の使い方
・他人の使い方
・結果の使い方
・空間の使い方
どう使っているか、どう使ってきたか?
この差こそが、現実の大きな差を生み出しているんです。
運用の6段階
運用には6つの段階があります。
①使い方を知らない
理解× 運用×
②使おうとしてない
理解○ 運用×
③うまく使えない
理解△ 運用×
理解○ 運用△
④上手く使える
理解○ 運用○
⑤身についている
理解○ 運用◎
⑥教えられる
理解◎ 運用◎

理解 =「どう使えばいいか?」
運用 = 「その通りに使えるか?」
もちろん使い方が分からなければ上手く運用することは難しいですが、どれだけ完璧に理解できていたとしても、それを上手に運用できるかどうかは別の話です。
そもそも、理解と運用では必要な能力が違います。
理解は「理解力」の一言で済ませられますが、運用は
・行動力
・度胸
・素直さ
・自己認識能力
・感情コントロール
・調整力
・意志力
・忍耐力
・環境設定力
・状況設定力
・身体能力
・危機管理能力
・モチベーション
など、いろんな能力が絡まった結果の事象なんですよね。
理解の段階では、あまり損失は出ません。
しかし、運用の段階では損失も出るし、労力も膨大にかかります。苦労もストレスもマストなわけです。
だからこそ、ほとんどの人が運用スキルを上げることができないんですよね。
人生を決めるのは「理解」ではなく「運用」
勝てない凡人は「理解」に重きを置き、
勝てる凡人は「運用」に重きを置く。
物事を正しく理解することは大切です。
しかし、理解はあくまでも「適切に運用するための情報」でしかありません。
どれだけ正しく理解していようが、運用ができなければ話になりません。
頭では分かっていても、実行できなければ意味がない。
練習でできても、本番でできなければ意味がない。
そして先ほど書いたように、この「運用する」というのが1番難しいんですよね。
・面倒くさい
・時間がかかる
・労力がかかる
・お金がかかる
・正しいか分からない
・失敗する可能性がある
運用スキルを上げるためには、必ずこれらを乗り越えなければいけません。
一方で、「理解する」というのはそんなに難しくありません。
超専門的な分野やトップクラスの情報を除いて、大抵のことは理解ならできます。
「どうすれば痩せられるのか?」
「どうすれば幸せになれるのか?」
「どうすればお金を稼げるのか?」
「どうすればムキムキになれるのか?」
「どうすれば適切に育児ができるのか?」
「どうすれば感情をコントロールできるのか?」
これらの方法論に関しては、今この記事を読んでいるあなたも頭ではなんとなく理解できているはずです。
頭では。
「言うは易く行うは難し」
2,000年前(漢の時代)から運用の難しさは言われてるわけです。
どの世界のトップの人たちも、その世界に必要なものの運用スキルの高さによってその地位まで辿り着けたんですよね。
東大生は頭の使い方が上手くて、プロ選手は体の使い方が上手い。投資家はお金の使い方が上手くて、良き経営者は他人の使い方が上手い。
いってみれば、一流の人たちはみな「運用のプロ」なんです。
運用のプロになる方法
運用のプロになる方法なんですが、やる内容はそこまで難しくはありません。
ほとんどが「知ってるし、できること」です。
あとはそれを
・ちゃんとやる
・最後までやる
この2つ。
簡単に言えば「結果を出すまでトレーニングしようぜ」ってことなんですよね。
運用できる状態というのは、「学習の5段階」で言うところの
「考えなくてもできる」(無意識的有能)
→習得の段階
ここで初めて「運用できる」と言えるレベルになります。

そこまではひたすら、実践と試行錯誤の繰り返しを積み重ねていく以外に方法はありません。
結果を出すまでトレーニングをするために必要なのが、
GRIT
と言われるものです。
GRITとは、
・Guts(ガッツ): 困難に立ち向かう勇気や闘志
・Resilience(レジリエンス): 失敗しても諦めずに立ち直る回復力や粘り強さ
・Initiative(イニシアチブ): 自ら目標を定め、主体的に取り組む力
・Tenacity(テナシティ): 最後までやり遂げる執念や粘り強さ
の頭文字をとったもの。
これらの力を“凡人が”伸ばすために大切なのは、仕組み化です。
つまり、GRIT力を伸ばすための
・状況をつくる
・環境に身を置く
・習慣に組み込む
・人間の仕組みを利用する
といったことをするんです。
間違っても気合い根性で、なんて99.9%上手くいかない方法でやってはいけません。
「明日からやろう!」でやれる人は、そもそも困ってないんですよ。意志があっても実行できない、継続できない。それが凡人という生き物なんですから。
凡人は、凡人らしく、大人しく仕組みに頼ればいいんです。やる流れを作るんです。
特に、最も大事なのが「環境と状況」です。
具体的には、やらざるを得ない状態にすることですね。
「仕事の日は起きれるんですよね」なんてのがまさにそうです。仕事の日は寝坊できない。だからちゃんと起きるわけじゃないですか。
起きないといけない状況だから起きる。
ただそれだけの話なんです。
そういう状況を意図的に作れば、凡人でも運用スキルを伸ばすことができます。
あとは、やるか、やらないか。
(ここで実行に移さないのが凡人たる理由であり、だからこそずっと結果を出せていないんですけどね)
魔法なんてありません。
潔く諦めて、一段一段着実に階段を登っていくしかないんです。
「諦めるべきことは、ちゃんと諦めること。」
これをぜひ、頭に入れておいてください。
